きゅうの日記

ライブレポ等雑記置き場です。

GRAPEVINEデビュー20周年によせて

本日は、GRAPEVINEが『覚醒』でデビューして丁度20年、おめでとうございます。

 

僕が彼らの音楽と出会ってから18年、ここまで自分の人生と深く関わることになるとは思いもよりませんでした。

Mステ見続けててよかった…(スロウからのファンです)

 

いったい何故なんだろう。

学生の頃も、働き出してからも、壮年になっても、GRAPEVINEの音楽には魅了されっぱなしです。

テナーのホリエ氏の言葉を借りるなら、

「昔からずっと好きだけど、新譜を出すたびにますます凄くなって感動する!」

正に僕の気持ちはこれなんです。

芯は変わらず且つクリエイティブであり続ける彼らの姿勢が豊かな音楽に結実しているのだと思います。

よくこんな稀有なアーティストを中学生時代に発見したな、俺…

 

そして、実は僕がGRAPEVINEのオフ会に参加して今年で10年目です。

このオフで交友関係やら生活スタイルやら、ガラッと広く変わり今に至ります。

バインを知らなければ生まれることのなかった出会いが沢山あるんですよ。

そのことも感謝しきりなのです。

 

 

 

折角なので、 今のGRAPEVINEを…最新作『ROADSIDE PROPHET』の感想でもつらつら示してみましょう。

買おうか聴こうか迷ってる方のちょっとしたお茶請けにでもなれば幸いです。

 

本作、とても「クール」な作品です。

アルバムは15枚目、かなり老成されてそうな時期ですが不思議な瑞々しさを感じます。

かなり聴きやすい、それでいて聴きやすく妥協している節は一切ありません。

初心者でも長年のファンでも楽しめる仕上がりかと思っております。

前作『BABEL,BABEL』と比べて聴くと一層面白くなるでしょう。

 

歌詞は、相変わらず文学ネタが楽しい。

今回はシェイクスピアからの引用もあるそうで、今後の読書の参考にさせてもらいます。

先行シングルのArmaはいわゆる20周年記念シングルです。

傍目からすると地味だったり、オアシスに寄せすぎやな~と思わないこともないですが、どっこい聴く度に感動が深くなっていく。素敵です。

歌詞の2番に「君を夏に喩えた」というくだりがあります。これはシェイクスピアが「I LOVE YOU」の意味合いで使っているようです。

 

 

Armaを個別に書いてみましたが、収録曲11曲すべてがそれぞれ違った魅力を放ってる主役だと思います。

これらの曲がライブ演奏でどう育まれていくのでしょうか。

今後の楽しみは尽きません。

 

GRAPEVINE、今後ともひとつよろしくお願いします。

本当に本当におめでとう!