In Colors
幼い頃に夢見ていた
大人になって家庭を持ち
キャッチボールとかしたいな
笑えるだろ?たったそれだけだった
OK&GO / ART-SCHOOL
ART-SCHOOLが先日、2年ぶりにフルアルバム『In Colors』を発表した。
試しにMVで新曲を聴くと、いつもよりストレートで耳に残る。
ちょっと気になって、タワレコへ寄って新作を試聴。
ジャケットの猫が俺を誘うデ。
1曲目からなんだか格好いい。やっぱりいいじゃない・・・
いつも、アートの作品は買うかレンタルで済ますか微妙に悩んで、結局購入してしまう。
微妙に気になって、日を改めて今回もまんまと買ってしまった。
ちびちび家で聴くとやっぱりいい・・・!
何だろう。劇的に良くなったというわけじゃない。
でも、今までよりポップで親しみやすいメロディ。
闇の中で光を探すような等身大の歌詞が耳に残る。
それでいて聴きやすく迎合してる様子でもない。
言うなれば、『LOVE/HATE』の頃の旧き良きアートが、一回り大きくなって戻ってきたようだ。
ART-SCHOOLは必ずしもクオリティの高いバンドではない。
ボーカルの木下理樹は「音痴」
歌詞や楽曲は似たようなものが多い。
僕自身、初期のころから好きで聴いていた訳じゃなし。
どちらかといえば避けていたきらいもある。
ところがある日、試験勉強や電車移動のお供に・・・と思って気まぐれでレンタル。
BGMとして聴いてみると、これが意外と心地いい。
音楽ってちょっと正座して聴かないといけないタイプのやつが多い。
でもアートは違う。
BGMとして聴いてもいいし、実は正座して聴いても結構いける。
ありそうで珍しいタイプのバンドだ。
そう思ってるうちに、気づけばほぼすべての作品を揃えてしまった。
そして2年ぶりに先日発売された新作。
『In Colors』
結構いいんですよ。
数あるART-SCHOOLの作品でこれが一番好きかもしれない。
前半の流れは最高。後半のうす暗い雰囲気も味が出てる。
10曲で36分。忙しい社会人にも優しい時間設定だ。
たまに「ART-SCHOOLの作品は暗い」と言われるが、そんなことはないと思う。
確かに歌詞はネガティブだが、メロディが爽やかなので後味はとてもいい。
(『PARADICE LOST』の頃は別だけどね)
それにラルクもスピッツもバインもブランキーもイエモンも、暗い曲は暗い。
本作は希望を探そうとするさりげない力強さがある。
音楽マニアならずとも、万人に開かれた作品じゃないかな。
いつもは音痴な理樹の声も、今回は味がある。
ファルセットが出るようになり、声に色気がある。
・・・と思うのは俺だけか?笑
ジャッジは皆さんにお任せします。
新作インタビューの記事も貼っておこう。
いい内容なので、時間の余裕のある方は読んでみてください。
メンバーチェンジの多いART-SCHOOLだが今の体制になってから6年。
バンドが、脂に乗ってきてることがよく分かる。
(因みに初期のメンバーはストレイテナーとランクヘッドで活躍してます)
最後にダメ出し。
音楽番組WOWWOWぷらすとの動画をば。
錚々たるメンバーが集まってるのに、なんだこの雰囲気は・・・
しまいに中尾憲太郎が「ときメモ」の話をしだす非常事態に陥っている。
家に友達呼んで3時間位経って、手持ち無沙汰になったとき見ると最高に面白そうだ。
本人は15分くらいから登場。
時間のない方は、開始後1時間過ぎ「ビートたけし」の物まねだけでも必見です。